ペーパードライバー講習・教習内容
運転のコツと練習方法
これから運転を始めたい・久しぶりに運転を再開したい。
こんな時に何に注意をして、どんな練習をすれば良いのか?
当スクールのペーパードライバー講習の内容なども交えながらご紹介いたします。
出発前の準備と基本動作
スイッチ類を把握する
走行中に突然雨が降り出したり、窓が曇ってしまったりといった場合にも慌てないように、最低限知っておくべきスイッチ類を把握しておきましょう。
当スクールのペーパードライバー講習はここから始まりシートやミラーの合わせ方、エンジンの掛け方などご説明させていただきます。
基本練習
初心者と上級者の違い
車を動かすこと自体は難しいことではありません。極端な話、ハンドルとアクセル・ブレーキが使えれば車は動きます。遊園地のゴーカートとそれほど大差ありません。
しかし道路を走ると初心者と上級者では差がでます。最も大きな差は【視界の広さ】です。
人ごみの中を歩くときに下を向いていたら上手く歩けませんね。顔を上げて周囲を視界に入れれば人ごみの中でも普通に歩けます。
上の2枚の写真は倍率は同じです。視界が変わると、こんなにも見えている範囲が違ってしまいます。当然、運転にも差が出ます。逆に見える範囲が広がると精神的にもグッと楽になります。
誰しも最初は視野が狭いため全体の状況把握が出来ず、結果としてぎこちない運転になってしまいます。逆にベテランは周りが見えているからこそスイスイ走れるのです。
私が人の2倍の速さでハンドルを回せるなんて事は絶対にありません。(笑)
ペーパードライバー講習では走行中どの辺りを見れば良いのか視界を広げるコツをご指導させていただきます。
アクセルとブレーキ
コツは優しく操作する事です。
- 踏み間違えを起こしにくくするためにアクセルとブレーキにも正しい足の位置と踏み方があります。
- 次にゆっくりと車を動かしては止まりブレーキの感触を掴みます。
- 慣れてきたら徐々にアクセルを踏んでみます。
最初は数メートルの短い距離で練習し徐々に距離を延ばしながら練習します。(ここで無理をしてはいけません)
ハンドルを切る(回す)タイミング・戻すタイミング
真っ直ぐな道をひたすら直進するだけであれば何も問題はありません。車の運転を難しくしているもう一つの原因は【曲がる】からです。
狭い道ではハンドル操作とタイミングが特に重要で、持ち方や切り方にも種類があります。当スクールではお客様のお車に最適なタイミングをご指導させていただきます。
「ここからハンドルを回しましょう!」「ここまで来たら戻し始めましょう!」と、最初は私が横から掛け声で合図させていただきます。繰り返し練習していると自然と身に付きます。
安全確認
安全運転のための1番大切な項目です。
右左折の時にどこを見れば良いのか、実際にお客様のマイカーを使ってミラーの死角を覚えたり安全確認の手順をマスターしていただきます。
最初は車を動かさないで練習をすると早く覚えられます。ここで身に付いたことが、後々まで有効になります。
路上講習(市街地走行)
車線変更のコツ
大通りに出ると最初の問題が車線変更です。
これには3つのコツ(条件)があります。練習方法は最初は交通量の少ない場所で動作とコツを覚えてから車の多い道路で実践してみます。
①速度を合わせる
車線変更と聞いただけで怖いですね。 では更に深く考えてみますとそれは《後ろの車に追突されるのが怖い》のです。しかし、これは後ろの車よりも自分が極端に遅い場合にのみ起こる事で、後ろの車と速度が同じくらいであれば物理的に追突は起こりません。
つまり速度を合わせて(流れに乗る)事で一番恐れていた《追突》を防ぐことができます。講習では速度の合わせ方のコツをご指導させていただきます。
②後ろの車との距離
条件1の速度を合わせたとしても後続車との距離があまりにも近ければ危ないのは当然です。そこである程度の車間距離が必要になりますが、これはミラーで測ります。
後続車がどの様にミラーに映っていれば良いのかココが第2のポイントです!講習では具体的にミラーの見かたをご説明させていただきます。
A.後ろの車がミラーの中心付近に映っている時は、まだ余裕があるので入れます。
B.後ろの車がミラーの外枠にくっついていたら、やめた方が良いです。(慣れれば入る事もできます)
C.ライトが片方しか映っていない時はやめましょう。入れません!
注意ポイント!
- たとえAの状態でも条件①の速度が合っていなければ、すぐに追い付かれてしまいます。
- その逆で、慣れればBやCの状態からAに引き戻す事もできます。
- この様にアクセルワークとミラーの使い方を身に付ければ、車線変更が楽になります。
③ミラーには死角がある
最後のコツはミラーの死角の確認です。
ご存知のように車のミラーには死角が存在します。ココを最後に確認します。これも講習では実際のお車でどこが死角になり、どのように確認すれば良いのかご説明させていただきます。
1つ1つの作業を繰り返し繰り返し練習することで徐々に身に付きます。
お客様の習得度合に応じて無理なく進めさせていただいておりますのでご安心ください。
狭い道路
最も車を擦りやすい場所です。
狭い場所では自分の意識が運転席側に集中しやすいため助手席側の意識が薄れて、結果的に助手席側を擦りやすい状態になってしまいます。
ポイント
- 左右のバランス
- すれ違い
①左右のバランスが大切
片側だけに気を取られないように《左右なるべく交互に目を向けます》車で1番出っ張っているのはサイドミラーなのでミラーの先端に目をやります。
(完璧に50:50にならなくても問題ありませんので、あまり神経質に考えなくて結構です。)
②すれ違い
どうしても対向車の方だけ見てしまいやすいので、左側も見るように意識しましょう。講習では最初はそれほど狭くない道で練習をして、ある程度身に付いたら本番を行います。この練習を行うと車幅の感覚も向上しますので、ご自分で練習される場合にも特に意識したほうが良い項目です。
知っておくべき運転マナー
運転をした事がある方ならば、訳も分からずクラクションを鳴らされたり怒られたりした経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。この様な事があると正直凹みますね。
ベテランドライバーの間では長い年月をかけて暗黙の運転マナーの様なものが出来てしまいました。これは道路交通法にはありませんので教習所では教えてくれません。
もう凹む事が無いように教習では必要な道交法と運転マナー両方を丁寧にご説明させていただきます。とは言え私でも鳴らされる事はあります。(笑)
バック駐車講習
バック駐車のコツ(ポイント)
ほとんど全てのお客様の最大の悩みがバック駐車です。もちろん駐車にもコツがあります。
- バックを始める位置
- ズレの修正
- 最終仕上げ(幅寄せ)
- バックモニターの使い方
①バックを始める位置
実はこの位置によって駐車の90%は決まると言っても過言ではありません。逆に言えば駐車を始めるのに最適なベストポジションがあります。しかもベストポジションはたくさん存在します。
駐車の上手い人は長年の経験からこれを身体で覚えています。
全てのベストポジションをマスターしておりますので、駐車教習ではお客様のお車に最適の物をを何種類かご指導させていただきます。
※ネット等に出ている、【かんたん車庫入れ法】等も1つのベストポジションです。
しかしながら、これは覚えやすい反面、これしか出来ないと応用が効きません。(決まった形の車庫しか入りません)
お客様が色々な駐車場に止められるように、もっと応用力のある車庫入れ法を講習で行っております。
②修正が出来ればズレは恐くない
これだけでも劇的に駐車が上手になりますが、ベストポジションもズレる事はあります。しかし、よく考えてみますと駐車の失敗(ズレてしまった)は2パターンしか存在しません。
それは自分の車が狙った位置よりも《右にズレた》か《左にズレた》かです。つまり、この2パターンの対処法さえ覚えてしまえば、どちらに車がズレてしまっても恐くありません。駐車教習では最も簡単な修正方法をご指導させていただきます。
③最後の仕上げ(幅寄せ)
人が駐車している所を見てみると、一旦枠内に収まってから最後にもう一回前に出てくる場面を見かけます。これが最終仕上げ《幅寄せ》です。手順②までで真ん中に入れば必要ありませんが、「あと少しだけ右に寄せたい」「左に寄せたい」こんな時に幅寄せをします。
3つの手順で出来ますので講習では分かりやすくご説明させていただきます。
④バックモニターなどの使い方
駐車の基本と併せて覚えておきたいのが【ハイテク機器】の使い方です。駐車をある程度理解した上で、これらの装備も使えれば相当楽になります。
コツを理解することで上達の速度は格段に上がります。
繰り返し効率よく練習を行えば駐車は必ず出来るようになります。
ご自宅の車庫入れ
実はこれが最大の悩みというお客様が大勢いらっしゃいます。そのため、運転はできるけどご自宅車庫入れのみの講習をご希望される方もいらっしゃいます。
確かに大きなショッピングモールの駐車場に比べれば若干狭い場合が多いことがデメリットですがメリットもあります。それは、【いつも同じ場所に止める】事です。
【お客様専用の入庫手順パターン】をご指導させていただきますので覚えていただければ必ず入庫出来るようになります。更に上記の修正方法を使えばズレても怖くありません。対処できます。
※マンションの機械式で一部、入庫場所が都度変わるタイプも有りますが、その場合は両方のパターンを練習いたします。
高速教習
合 流
高速道路を走るうえで最初の関門が合流です。基本は車線変更です。先ずは一般道で基本をマスターしていただいてから高速に応用いたします。
カーブの走り方
①進入速度が重要
首都高速は難易度が高いと言われますが、原因の1つが【カーブが多い】ことです。最も重要なのは進入速度です。カーブに入る手前で減速…速度にもよりますがアクセルを放すor緩める、必要に応じてブレーキをかける。カーブを半分ほど過ぎた辺りから徐々にアクセルを踏む。
スローインファーストアウトと呼ばれ【ゆっくり入って、素早く出る】事が基本ですが最初は素早く出なくても良いので、とにかく進入速度をマスターしていただきます。コーナーでスピンしてしまった車のほとんどの原因はココです。
②ハンドルの合わせ方
一部の複雑なコーナーを除けば大半のコーナーは入り口でカーブに対してハンドルの角度を合わせてしまえばそのままスムーズに曲がれます。最初は中々この【合わせ】が上手くいかず切りすぎたり切らなすぎたりしてしまいます。
講習ではハンドル合わせのコツをご指導させていただきます。
※首都高速を詳しく把握しておりますので、お客様の状況に合わせて教習ルートを自在に作成できます。